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2024.03.25

【茶歌舞伎】なぜやるのか

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こんにちは。播磨屋茶舗の赤松です。
今回は、なぜ播磨屋茶舗が「茶歌舞伎」をみなさまに提供しているのか、ある1つの側面について、お話します。

【茶歌舞伎】
鎌倉時代から続く利き茶の1種 で、お茶の味や香りから銘柄や産地を当てるなどして勝敗を決める。
賭け事の側面が強くなってしまい、禁止される。しかし、その後も歌舞伎役者たちが愛好しつづけ、形を変えながら現代まで続く。

現在行っている「茶歌舞伎(初級編)」は、お茶のなかではオーソドックスな3種類(普通煎茶・深蒸し煎茶・かぶせ茶)について解説しています。

それは、頭の中に「地図」を作ってほしいからです。

①頭の中に地図を作る、とは

お茶はたくさんの種類があり一見してどのような違いがあるかとても難しく、自分が何を飲んでいるのか・お店で買っているお茶は何なのか・どのように違うのかさえも理解することが困難な状況です。

そのような状態では、どんなお茶を買ったらいいのか選ぶことができません。

ですので、まずは全体像を描くことからはじめ、理解する「地図」を頭の中に用意してほしいのです。

普通煎茶・深蒸し煎茶・かぶせ茶の違いはお茶の主要な分け方であり、味や香りの違いに直結しやすい分け方です。

この3種類が頭のなかで想像できると地図ができ、お店で売っているお茶の大半をマッピングすることができます。

②感覚を共有する

また、地図を作るうえで大切なことが「感覚を共有すること」です。

お茶の違いについて、知識はインターネットや本からでも得ることが出来ます。しかし、香りや味については、本からでは分かりません。

これが、実際に店舗で私がレクチャーする意味です。

どのような香りのことを指しているのか、実際にお話しながら感覚をすり合わせていく事で、だんだんと地図ができあがります。

このように、知識と感覚の両方でお茶を教えてもらうと、頭の中で地図ができあがり、ようやく「おいしいお茶」「好みのお茶」「苦手なお茶」が言語化できるようになります。

そうなると、もっと自分でいろんなお茶を探せるようになります。

実際に茶歌舞伎に参加して頂いた方が「自分でも美味しく入れたいから家でチャレンジしてみました」とお話してくださいました。自分の中で「おいしい」があるから、それを目指して入れ方を考えることができる、ということです。

以上が、播磨屋茶舗で私が茶歌舞伎を行う理由の1つになります。

少しでもご興味ある方は、ぜひお越しください。
ご予約は、こちらから。

茶歌舞伎(初級編)

【詳細】
・所要時間:約30分
・人数:1~3名
・価格:1名様につき税込1,000円 
(プレゼントのお茶代(税込1,080円相当)を含む)