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2021.01.26

日本茶の分類(栽培)

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今回は、栽培による日本茶の違いについてご説明します。

大きく分けると「露地栽培」「被覆栽培」の二つに分けることが出来ます。

露地栽培

みなさんがイメージされる、一般的なお茶畑の姿が露地栽培です。

こちらは、鹿児島県のお茶畑です。
(露地栽培)

このように、何も被せずにそのまま栽培します。日光が良く当たるため、光合成によって、テアニンがカテキンに変化するなどの反応が進みます。

これによって、お茶の苦さや渋さが強まるのです。煎茶は露地栽培で作られます。

被覆栽培

被覆栽培(ひふくさいばい)は摘採する20日くらい前から畑に覆いを被せる方法です。

左の黒くなっているものが、
覆いです。参照:中森製茶https://shop.nakamoriseicha.jp/?mode=cate&cbid=2394646&csid=2

覆いの仕方もいくつか種類かありますが、一般的なものは、畑に直接覆いをします。より高級なものは、棚を組んでお茶に覆いが当たらないようにします。

光を遮断することで、お茶の光合成が阻害されます。そのため、うま味であるテアニンがカテキンに変わる量が少なくなり、うま味が多く苦みの少ないお茶になります。

玉露とかぶせ茶、抹茶の原料になる碾茶が被覆栽培で作られます。

以上が、栽培方法による違いでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。