2020.12.28
前回は、日本茶の分類についてお話しました。7種類の分け方があり、今回は「部位」についてご説明します。
お茶のどの部分を使うかということ。茎を使っていたり粉を使っていたり、そのような分け方のことを言います。
大まかには【本茶】【茎茶】【粉茶】【芽茶】の4つにわけることが出来ます。
【本茶】とは、皆さんがイメージされる、一般的なお茶です。
【茎茶】とは、その名の通りお茶の茎を集めたものです。棒茶、雁がね、白折など、様々な呼び方があります。
「加賀の棒ほうじ」という名前を聞いたことがあるかもしれませんが、これは、茎茶を焙じたものです。
【粉茶】は、本茶や茎茶が製造過程で粉々になったものを集めたもの。お寿司屋さんで出されるお茶(あがり)は、粉茶の場合が多いです。なぜなら、形状が細かいため、さっと入れることが出来るからです。
【芽茶】は、芽や葉の先端を選別したもの。一番茶や二番茶から選別するので、旨味を多く含んでいます。比較的安価で味も濃く出やすいですが、お茶屋さんでも取扱量はだんだん減ってきています。
以上、「部位」についてご説明しました。
次回は、2つ目の「産地」についてご説明します。最後までお読み頂き、ありがとうございました。