2020.12.15
はじめまして。
私はお茶屋の息子として育ち、お茶について何も知らないまま実家に戻りました。そこで、茶問屋で2年間修業、日本茶インストラクターの資格も取得。
お茶についての疑問が解消できるような投稿をしていきたいと思います。
さて、では本題へ。
緑茶と紅茶、烏龍茶の違い。それは「製造工程」の差です。
具体的には、畑から取れたお茶を「加熱」するかどうかということ。
加熱すると、酵素の働きが止まります。そして酵素が働かないと「発酵」は抑えられます。
「加熱」時間が長く、完全に酵素の働きを止めたものが「不発酵茶」。全く加熱せず、乾燥させたものが「発酵茶」となります。その間にあるのを「半発酵茶」といいます。
また、ここでいう「発酵」は「酸化」と解釈してください。カビや細菌の働きで発酵させたお茶は「後発酵茶」といいます。
そして、不発酵茶が緑茶、発酵茶が紅茶、半発酵茶が烏龍茶となります。
緑茶は酸化を止めていて、逆に紅茶は酸化させたお茶だという事です。
茶葉によって、緑茶に向いているものや紅茶に向いているものなど様々あります。その違いについて、次回ご説明します。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。