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2021.01.06

日本茶の分類(品種)

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今回は、日本茶の品種についてご説明します。

品種別というのは、お米でいうと「コシヒカリ」や「あきたこまち」などの分け方です。

お茶の品種は100種類以上もあると言われており、寒さに強いものがあったり、香りが良いもの、渋みが強いものなど様々です。

ただ、お茶は単一品種で売り出されることは少なく、ブレンドされています。その主な理由としては品質を均一に保つためです。

農産物なので、どうしても年によって出来る量や質にバラツキが出ます。そこで、あらかじめいろんな種類を混ぜておくことで、どれか1種類が不作で欠けてしまったとしても、他の種類で調整することが出来るのです。

また、ブレンドすることが出来るということは、狙った味を作れる、という事です。ブレンドの技術を強みにしたお茶屋さんも多くみられます。

また、最近は「煎茶堂東京」さんに代表されるように、シングルオリジンのお茶が増えてきました。これは、ブレンドせずに1種類の品種のみで作っています。

保存技術や生産技術の向上により、生産にムラがなくなり、シングルオリジンが可能になってきました。その品種の強みを活かした味を楽しめます。

それでは、品種をいくつかご紹介します。

「やぶきた」「さえみどり」「さやまかおり」の3種類です。

「やぶきた」は、全国で最も多く栽培されている品種です。栽培面積は全体の80%ほどを占めます。特徴は何といっても育てやすく味のバランスが良いこと。

全国で一気に広まりましたが、あまりに増えすぎて単一化されてしまったので、だんだんと他の品種を増やそうという動きが出始めています。

「さえみどり」は主に鹿児島県で栽培されています。温暖な気候に向いていて、渋みが少なく、うま味を感じられます。お茶を飲みなれていない方にオススメです。

「さやまかおり」は静岡で多く栽培されています。渋みが強く濃厚な香りが楽しめます。渋いお茶が好き、という方はぜひお試しください。

以上、品種についての説明でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。