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2021.06.08

【保存方法】日本茶の保存の仕方。

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今回は、日本茶の保存の仕方についてです。お茶を買ってきたは良いものの、どうやって保存したらいいのか分からず、そのまま置いている方も多いのではないでしょうか?

まずは、お茶の品質を劣化させる要因についてご説明した後、劣化を極力防ぐ保存方法等についてお話します。

【日本茶の変質要因】

日本茶を変質させる原因は主に「温度」「湿度」「酸素」「光線」「香り」 の5つです。

 「温度」と「湿度」はともに、酸化を助長させます。酸化が進むと、色が変化し、鮮やかな緑色をしていたお茶が茶色っぽくなります。

また、見た目だけでなく、味と香りも変化してしまいます。 渋くなったり苦くなったりするというよりも、えぐみに近いものを感じます。

 「酸素」は、カテキン類を酸化させたり、ビタミンCを分解します。ビタミンCが酸化すると、お茶自体の酸化が早まってしまい、味や色の変質が起こってしまいます。そのため、口を開けっ放しにしているとお茶の変質が起き、美味しくなくなってしまいます。

 「光線」は主に直射日光のことです。葉緑素を変化させ変色させるほかに、味やにおいの変質も招きます。外に出しっぱなしにしているとお茶が劣化してしまいます。

 「香り」については、他のもののにおいが移る、ということです。お茶は匂いを吸収する力が非常に強いため、臭い移りに気を付けないと変なにおいのするお茶になってしまいます。

【保存方法】

これらの変質要因を踏まえて、どのように保存すれば良いのでしょうか?例えば、お茶屋さんで100gの煎茶を買った場合。一回飲んだとしても90gくらいは残ると思います。理想は茶缶に入れて、冷蔵庫で保管します。茶缶が家にないという方は、密封できる容器に10日分くらい小分けにして、冷蔵庫に保管します。

そうすることで、「温度」「湿度」「酸素」「光線」「香り」のすべてに対応することが出来ます。

【注意】

ただ、冷蔵庫から出す際の注意事項があります。冷蔵庫からすぐ出してしまうと急激な温度の変化により、お茶が結露してしまいます。それを防ぐために、冷蔵庫から出したあと、しばらく常温に戻してから使用してください。

【最後に】

お茶屋さんに売っているお茶はだいたい100gくらいなので、なくなるまでに結構時間がかかると思います。保存しないといけないけど、手間がかかるし、、、という方にオススメなのが、ティーバッグです。

ティーバッグは材質がかなり改善され、上質なお茶もおいしく飲む事が出来るようになっています。ティーバッグなら3パック入りや5パック入りのものも多く売られているため、すぐに飲みきれ、保存に気を取られずに済むと思います。急須で入れるなら5gくらいのものが良いと思います。

ぜひ、ティーバッグで上質なお茶を飲んでみてください。リーフで飲みたい方は、保存方法を参考にして頂き、おいしく飲みきって頂ければと思います。